その他の工学

どんな学問?

船舶・海洋工学
造船だけではなく、エネルギー開発も!

船と海に関する建造物や機械の設計、建設方法の研究を行います。船や海に関する建造物と聞いて、客船や港を思い浮かべる人は多いでしょう。しかし、それだけではありません。人工島や海底トンネル、海底探査ロボットなど、海の特性を考えて作られるものはたくさんあります。船も、商船や漁船から気象観測船や海難救助船といった特殊船まで、多様な種類があります。
また、海には豊富な海洋資源(生物資源・深海鉱物資源・海洋石油など)や自然エネルギー(波・海流・潮流・太陽光など)があります。こういった資源やエネルギーを利用する技術開発も研究対象となります。海に囲まれた日本では、活躍の場が多い分野です。

経営工学
生産性の高い企業システムを目指して

企業が生産性や利益を向上させるシステムを研究する学問です。ヒト・モノ・カネ・情報が動くことで起こりうる事象を数値化・分析・検証することで、経営活動により効率的なシステムを反映させることができます。
例えば、新たに生産工場を作るとき、急に作り始めてしまうのではリスクが大きすぎます。モノの流れ(何を、どの時期に、どれくらい生産するかなど)を数値化し、架空の生産を数値で実現させます。そうすれば前もって欠点がわかり、最適な工場を設計することが可能となるはずです。このように、数学やコンピュータの知識・技術を利用して、最小のコストで最大の利益が生み出されるようなシステムを研究していきます。

画像・光工学
アニメ、CG、レーザー、光通信を学ぶ!

画像・光工学のイメージ画像!写真や印刷の技術からコンピュータを使った画像加工・解析技術、モノを見るというしくみの研究まで、「画像」に関連する分野を幅広く学ぶ学問です。画像研究の範囲はコンピュータグラフィックスやアニメーションにとどまらず、3D映像やCT、デジタルカメラの顔認識、医療機器の診断結果の画像化など様々です。
また、コンピュータを利用しながら画像研究をするなかで、画像のもとである光そのものの研究や、光を利用した情報通信技術の開発を行う「光工学」分野も発展しました。大学では画像工学と並列して光工学が設置され、光通信技術やレーザー技術などが研究されています。

こんな研究もあるよ

何もない空間に映像が浮かぶ!?

未来の世界が舞台の映画で、何もない空間に立体映像が浮かんで、情報を教えてくれる……というのを見たことはありませんか?スクリーンとなるものがない場所でも映像が見られたら便利ですね。
実は、そのような装置はすでに開発されていて、実用化に向けた研究が進んでいるのです。レーザー光線を空気に照射し、その分子構造を壊すことでプラズマを発生させるというしくみで、立体的な映像が空気中に浮かびます。将来的には、空間を利用した広告や緊急情報を映し出せる装置としての活用が期待されています。

Q&Aこんな疑問に答えます

Q.

どのような人が理工学に向いていますか?

A.

理学分野は、数学・物理学・生物学・化学についてその知識や理論を突き詰めていきます。そのため、数学や理科がとにかく好きな人、高校までの勉強が楽しく、さらに深めてみたいと感じる人にお勧めです。
工学分野には、「社会に役立つものを作って、社会貢献したい!」という人が向いています。工学の研究は実験を繰り返し、結果をコツコツと積み上げることで大きな成果を得るという、みなさんの想像以上に地道な作業です。そういった面では語学学習に近く、英語が好きな人にも向いていると言えるかもしれません。実際に研究者の中には、語学の堪能な方が多いようです。

Q.

船舶・海洋工学を勉強するには泳げないとだめですか?

A.

船や海に関する建造物・機械の設計や建築方法が研究の中心になるため、泳ぐ能力を要求されることはあまりありません。ちなみに「商船学」を学びたい場合には、実習(参照)や免許取得の際に泳ぐ能力が要求されることがあります。

Q.

経営学と経営工学との違いは何ですか?

A.

経営学は、ヒト・モノ・カネ・情報が動くことで起こる経営活動全般を広く学びます。一方、経営工学は、経営活動の「システム」に重点を置き、数学やコンピュータの知識・技術を利用して、理工学の視点から研究を進めていきます。そのため、経営学は文系分野、経営工学は理系分野に分けられます。ただし、会計や企業のしくみなど、経営学と経営工学とで共通する分野もあります。

Q.

画像・光工学には美術などの芸術的センスは必要ですか?

A.

画像や情報通信の「技術」に重点を置いた学問であるため、芸術的センスよりも数理科学的な思考力が求められるでしょう。パソコンを使いこなす技術も必要とされます。大学のカリキュラムも芸術的な授業は少なく、むしろ「化学」「物理学」「数学」「画像工学」「レーザー工学」など、理系の授業が中心となります。

卒業後の主な進路

それぞれの専門知識を活かせる業界へ

●船舶・海洋工学

船員になる人が特徴的です。また、資格を取得して航海工や機関士、通信士などの造船企業や重工業、海洋関連の建築会社に就職する人も多くいます。その他、工業製品メーカー、公務員、金融・証券会社など幅広い分野で活躍しています。

●経営工学

数学やコンピュータ技術の他に、経営管理なども学ぶため、就職先は様々です。通信・情報ソフトウェア開発などの理系分野を活かした企業に就職する人もいれば、経営コンサルタント・金融・商社・流通関連の企業に就職する人もいます。

●画像・光工学

精密機器メーカーや印刷・製版会社に就職する人が多くなります。最近では、IT・通信・情報関連の企業やコンピュータ画像処理を行う企業への就職が増えています。企業で技術開発をしたい場合は、大学院へ進学するとよいでしょう。

専門用語を知ってるかな?

GPS

人工衛星を利用して、正確な位置を測定するシステムです。地球の周りを回る複数の衛星から発信される信号を地球上で受信し、かかった時間から距離を求めることで現在地を特定します。もとは軍事目的に開発されたものですが、のちに民間でも航空機や船舶の安全な運行のために利用されるようになりました。現在はカーナビゲーションや携帯電話にも応用され、広く利用されています。

MBA

“Master of Business Administration”の略で、経営学修士号のこと。19世紀末にアメリカで誕生して以来、キャリアアップや転職の際の武器として多くの人に取得され、企業でも注目されています。アメリカ企業の中には、MBA取得がエントリーの条件となる企業もあるようです。日本でも大学院で取得することができ、ビジネスシーンで役立つスキルとして重要視されています。

船舶実習/乗船実習

授業で学んだことを実体験するため、また授業だけでは学べない実践的な技術を修得するための実習。教官の指導の下、集団生活をしながら、船の運転、船体構造、無線通信、気象・海象などを学びます。実習期間は1か月のものから半年や1年近くに及ぶものまであり、時期や学年をまたいで複数回行われることも。大学によっては1年次から実施されることもあります。実習に参加するためには、所定の単位を取得するなど条件があります。

電子ペーパー

紙のように薄く、柔らかい素材のディスプレイです。液晶ディスプレイよりも見やすい・軽い・消費電力が小さいというメリットがあり、紙の節約になることも期待されています。現在は駅や電車内の広告や電子書籍、腕時計などに使用されており、今後もクレジットカードや商品の価格表示など広く応用されていくでしょう。電子ペーパーの知識や技術を学べる大学もあり、最先端技術に触れることができます。

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